カナダの市販薬Tylenol（タイレノール）を解説！効果・成分・体験レビュー

こんにちは、ゆいです♪

9月が終わり、カナダは一気に寒くなりました。このような季節の変わり目に体調を崩す方もいるかと思います。しかしカナダでは病院に行くハードルが日本よりも高いため、市販薬で対応する人が多いのが現実です。

そんな中で最もよく見かけるのが「タイレノール（Tylenol）」。ドラッグストアの棚一面に並ぶ、カナダを代表する定番の市販薬です。

今回は、10月初めに体調を崩した際に購入・服用したタイレノールの感想を紹介します。

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タイレノールとは？

タイレノールの主成分はアセトアミノフェン（Acetaminophen）で、日本でよく処方される「カロナール」とほぼ同じ成分です。

風邪用に販売されている「Tylenol Cold（タイレノール コールド）」シリーズには、アセトアミノフェンに加えて以下の成分が含まれています。

• デキストロメトルファン（Dextromethorphan）：咳止め
• フェニレフリン（Phenylephrine）：鼻づまりの緩和

つまり、タイレノールは発熱、咳、鼻づまり、体のだるさなど、風邪の主要な症状をまとめてケアできる総合感冒薬です。

なぜカナダでは大容量の薬を市販で買えるのか

日本では医師の処方が必要な薬も多く、アセトアミノフェン500mgを含む薬を大量に購入することは難しいですが、カナダではスーパーでも100錠単位のボトルが並んでいます。

これは、医薬品に対する文化と制度の違いによるものです。

セルフメディケーション（自己治療）の考え方が強い

カナダでは「軽い症状は自分で判断して治す」という文化が根付いています。

薬局では薬剤師のアドバイスを受けながら、比較的強めの成分を含む薬を自分で購入できる仕組みが整っています。

また、薬剤師が安全性を確認したうえで販売する「behind-the-counter（カウンター越し販売）」という制度もあり、医師の処方までは不要でも、薬剤師の説明を受けて購入できる体制が整っています。

アセトアミノフェンは比較的安全性が高い

アセトアミノフェンは副作用が少なく、胃への負担も軽い成分として知られています。この安全性の高さから、カナダでは市販薬として広く流通しており、大容量でも一般の薬局で購入可能です。

体調不良時の自己管理を前提にした文化が、市販薬の充実を支えています。

タイレノールについて

タイレノール Cold の価格と種類

私が購入したのは「Tylenol Cold Daytime（デイタイム）」で、20錠入り13.49カナダドル（約1,500円）でした。※価格は店舗により異なります。

ゆい

黄色いパッケージが目印で、「DAYTIME」と書かれているタイプは眠気が出にくいのが特徴です。夜用の「Nighttime」は青いパッケージで、睡眠を助ける成分が含まれています。

カナダの薬局ではこのように、時間帯や症状別に選べるよう多数のバリエーションが並んでいます。

実際に飲んでみた感想

10月初め、トロントで気温が下がり始めた頃に喉の痛みと倦怠感を感じ、あらかじめ買っておいたタイレノールを試してみました。

服用後数時間で体のだるさがやや軽くなり、熱っぽさも落ち着いたように感じましたが、喉の痛みや咳はしばらく続きました。

正直なところ、劇的に効いたという印象はなく、「少し楽になったかな」という程度です。ただし、眠気や胃の不快感などの副作用は感じず、体に優しい薬だと感じました。

ゆい

見た目はこんな感じです。

まとめ

タイレノール（Tylenol）は、日本のカロナールと同じアセトアミノフェン系の薬で、カナダでは定番の市販薬として広く使われています。

カナダではセルフメディケーションの文化が強く、安全性の高い薬であれば大容量でも購入できます。

実際に飲んでみた感想としては、劇的な効果と言うよりは、体にやさしく穏やかに効く印象でした。軽い風邪の初期症状や倦怠感のときに試してみるにはちょうど良い薬です。

ただし、症状が長引く場合や熱が続くときは、自己判断せず医師や薬剤師に相談することが大切です。

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