
こんにちは、ゆいです♪
前回の記事では、Toronto Waterfront Marathon(トロント・ウォーターフロントマラソン)に向けて応募した日から、約一年間の練習や準備について振り返りました。
今回はその後半として、いよいよ迎えた大会当日〜完走までの記録を書いていきます。
\前半の記事はこちら/
大会当日〜完走
会場に着くまで
いよいよ迎えたToronto Waterfront Marathon(トロント・ウォーターフロントマラソン)の本番当日。
前日までフルタイム勤務で疲れていたのに、緊張と高揚感で眠れず、睡眠時間はわずか2〜3時間。うつらうつらしてアラームが鳴る前に起床。

まだ真っ暗な朝4時、いつも通り朝食をとり、黙々と準備をすすめます。前日に荷物とルートを確認していたので、準備はスムーズ。
5時前には家を出て、地下鉄が動いていない時間帯のため24時間バスで会場へ向かいました。
隣駅まで1km弱をウォーミングアップ代わりに歩く。外はひんやりしていて、気持ちが引き締まります。
バスがなかなか来ず不安になっていると、隣にいたおじさんが「あと5分で来るよ」と優しく教えてくれて少し安心。

こうしてトロントの静かな早朝を抜け、会場へ。
シティホールに着くと、空気が一変

6時半ごろ、Nathan Phillips Square(シティホール前)に到着。

まだ暗い空の下、すでに多くのランナーがストレッチをしたり、荷物を預けたりしていました。会場は音楽とアナウンスで賑やかになり、独特の緊張感とワクワクが混じった雰囲気。
私も荷物を預け、写真を撮りながらゆっくり体を温めて過ごしました。
レーススタート
7時15分ごろ、周囲の流れに合わせてスタート地点のYonge & Dundas Squareへ移動。
会場の所々にこのような看板が建っているので、1km弱離れたスタート地点まで迷わず迎えます。


私はグリーンコーラル。スタート前にはすでに数千人のランナーが集まり、沿道には応援の人たち。
コーラルカラーとは
参加者を予想タイム(走力)に応じて分けたスタートグループを、色で示したものです。
スタート時の大混雑を防ぐために速い人が前、ゆっくりの人が後ろに並ぶための区分です。
今回、私のグリーンコーラルのスタートは8:20でした。
まだ少し暗い街に、音楽と歓声が響き、気分がどんどん高まっていきます。

そして8時、ついにレースがスタート。前のグループが次々と走り出し、自分の番が近づくと緊張と興奮で胸が高鳴りました。
8時20分、スタートラインを越えた瞬間、沿道から「Go!」「You got this!」と声援が飛び交い、まるで自分が主役になったような気分で走り始めました。
思わぬハプニング、盛大な応援

走り出して間もなく、5km地点で靴紐がほどけるトラブル。そのまま走ろうか迷いましたが、やはり危険なので立ち止まって結び直すことに。
しかし緊張で手が震え、なかなか結べない。やっと結び直して再スタートしたものの、再びほどけてしまい、2回も結び直すハプニングに。
「このタイムロス…!」と焦りながらも気持ちを切り替え、走り続けました。
それでも、沿道の応援が本当に力になりました。
楽器を演奏する人、仮装して声援を送る人、「Touch here for power!」と書かれた看板を持つ人──。何度もその看板をタッチして、エネルギーをもらいました。
中にはみかんやお菓子を配る人もいて、温かい応援に励まされました。
苦しさを超えて、ゴールの瞬間へ
15km地点まではペースも安定。風を受けながら、トロントの街並みやオンタリオ湖の景色を楽しむ余裕もありました。
しかしそこから膝に痛みが出始め、体が一気に重くなります。最後の3kmは応援の声も聞こえないほどきつくて、ほぼ気力だけで前へ。

「絶対に止まらない」「この日のために1年頑張ってきた」そう自分に言い聞かせながら、ゴールが見えた瞬間、全身の疲労が吹き飛びました。
そしてついに両手を上げてゴールラインを通過!


完走タイムは1時間50分44秒(平均ペース5分15秒/km)。
女子25〜29歳部門で145位、全体では11,000人中2,061位という結果になりました。

ゴール直後、スタッフの「Congratulations!」の声とともに完走メダルを首にかけてもらい、思わず笑顔に。
もらった銀色の保温シートを羽織って歩くと、次第に実感がこみ上げてきました。
レース後

会場では「FOOD LINE HERE」の看板があり、バナナ・プロテインバー・スナック・ジュース・ヨーグルトなどの軽食を受け取りました。
さらにNeutrogenaなどのスポンサー企業ブースでサンプルを配布しており、レース後も楽しめる雰囲気。
家でもらったものを全部確認するとこんなに沢山、、!

その後、荷物を受け取って再びゴール付近へ戻ると、まだ走っているランナーたちと、変わらず熱い声援を送る人々の姿。

「こんなに多くの人に応援されながら走っていたんだ」と、改めて胸がいっぱいになりました。
帰り道は、メダルを首から下げたまま歩きました。通りすがりの人たちが「Congrats!」と声をかけてくれ、そのたびに嬉しくて笑顔に。
最後に
いつものような本調子が出なかった事や靴紐のハプニングなど全力を出し切れたとは言えませんが、この日感じた達成感と温かさは、きっと一生忘れません。
Toronto Waterfront Marathonは、私のワーホリ生活の集大成であり、挑戦の象徴になりました。
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